「臭い匂い」女性の悩み

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臭い息が悩み

自分自身では口臭と呼ばれる臭い息には、なかなか気がつかないものです。
臭い息に気が付かない理由として、人間は鼻の細胞で鼻から吸い込んだ臭い匂いを感知するように出来ています。
そして、その刺激を脳に送るのです。
その嗅細胞は、鼻の上部のとても小さな箇所に500万もあります。
そこで臭い匂いの感知をしていることになります。

人間が鼻呼吸で吸い込む時に、空気は匂いと一緒に鼻腔の上の方を通ります。
そして息を吐き出す時には、鼻腔の下の方から息を出します。
そのため、呼吸により臭い匂いを感知できるのは息を吸い込む時のみです。
鼻呼吸の時には自分の口の中の息が吸い込めないという理由から、自分自身で臭い息に気が付くことが難しいのです。

では、その臭い息となる匂いの理由はどこにあるのでしょう?
原因となるのは、口の中の気体と言われています。
口の中で生息している嫌気性細菌というものが、唾液や血液、古くなった細胞や食べカスに含まれるたんぱく質などを分解します。
その臭い匂いの元である硫化水素、メチルチルカプタンやメチルサルファイドと呼ばれる揮発性硫黄化合物を生み出すことにより、臭い息になります。


臭い息はその揮発性化合物を増やす原因により、生理的なものと病的なものに分かれます。
病的口臭の場合は歯周病の多くが歯周ポケットに潜んで、唾液、血液や食べカスに含まれるたんぱく質などを分解して臭い息を発生します。
歯周ポケットというのは、歯周病と臭い息の始まりです。
歯と歯茎の境目の溝がポケットのように深くなることを言います。


歯の周りには歯肉溝という溝があります。
この溝は健康な状態の時なら、歯茎にぴったりくっついていて細菌の侵入を防いでくれます。
しかし、歯茎に細菌が溜まり腫れてくることになると、この密着が剥がされてしまうのです。
結果として歯周ポケットが出来てしまいます。

この歯周ポケットが深くなると歯の周りの骨が溶けだして、歯周病の状態がどんどん悪くなっていきます。
それと同時に臭い息も悪化していくことになりますので、気をつけましょう。

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